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特許はご褒美

特許はその発明の内容に対し独占権を与える制度ですが、企業としては、特許を持っていると企業自身の事業の保護になります。
一方で、他社が持っている特許は、障害・脅威になるものです。
そもそも特許はなぜあるのでしょうか?
簡単に言ってしまえば、特許は産業を発展させるための制度であり、「役に立つ技術を発明して、よく公表してくれましたね」という出願者に対してのご褒美なのです。

 

仮に特許がない社会を考えてみましょう。
発明をするにはそれなりの時間、費用、努力(知識やひらめきも含む)が必要です。
誰かが非常に便利で役に立つ発明をしたとしましょう。
特許制度が無ければ、発明者でなくても誰でも真似をして儲けることができます。
簡単に儲けたいなら、他人の真似をすればよくなります。
そうなると自ら時間・費用を浪費して発明しようとはしなくなります。
みんながそういう姿勢になったら技術が向上しなくなります。
それでも発明しようとする人もいるかも知れませんが、真似されないために、発明者はその技術を隠すでしょう。
これも社会全体として技術の進歩にはなりません。

 

特許は、「良い発明し公表した人には特権を与えますよ~。だからどしどし開発を進めて技術の進歩に貢献して下さい。」ということなのです。
国として重要なのは「~特権を与えますよ。」ではなく、「技術の進歩に貢献して下さい。」なのです。
ですので、特許は、その発明した技術をみんなに公開する代償として一定の条件と期間で独占権をあたえるものなのです。
ただ、最近では、特に軍事上の問題から、特定の技術については公開しない「秘密特許」を取り入れるべきとの議論がされてきています。

特許証

 

追記:折しも、ロシアのウクライナ侵攻の中、経済制裁に窮したロシアが一定の分野の外国特許に対して撤廃する法令を可決したとのニュースがありました。技術産業の世界秩序を乱す行為であり大きな波紋を広げるでしょう。



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