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アドサーモとサーモコンの違い
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アドサーモもサーモコンも事後発泡型の空洞充填材です。
この二つの製品の違いについてお話します。
アドサーモは、発泡材、粘度調節材、界面活性剤が一定の配合でミックスされた材料で、水・セメントと混ぜるだけで製造ができるようになっています。
製造した充填材は硬化すると一定の密度(約0.7g/cm3)・圧縮強度(0.8N/mm2以上)を有するようになります。
一般的に地中空洞や地中構造物などへの充填には十分は性能を持っています。
一方、サーモコンは、発泡材、混和材、界面活性剤が別々の材料となっており、水・セメントと混ぜて製造するのですが、それぞれの材料の配合量を変えることによって、圧縮強度を幅広く(0.5~12N/mm2)変えることができます。
(密度は強度に応じて変化します。0.7~1.4g/cm3)
また、専用の骨材を加えることにより水中に注入できる水中サーモコンもあります。
要約すると、アドサーモは、プレミックス材になっているため容易に製造ができますが、一定の性能の充填材となります。また水中充填はできません。
サーモコンは、幅広い物性をカバーでき、水中充填可能な配合もあります。ただし、使用する材料の種類が多く、計量や材料の投入に手間がかかります。
工事内容によって適した製品をお勧めしますので、お気軽にご相談ください。