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アドサーモのラベル
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アドサーモの袋には、使用方法の手順をイラスト付きで載せています。
そのほかに、取扱いに関する注意事項が、文字が小さいですが記載しています。
その記載欄には、赤いひし形のハザードマークがあります。
これはGHS、「化学品の分類および表示に関する世界調和システム」という長ったらしい国連勧告で採択されて、日本の厚生労働省も批准した取決めで、製品に有害物質を含む場合にはラベル表記することという義務に則したものです。
アドサーモには、健康有害性と炎の二つのマークを記しています。
健康有害性マークは、アドサーモの中に含まれる粘度調整材に結晶性シリカがまれに含まれることがあるためです。
結晶性シリカは塵肺を誘発する可能性があると言われています。
結晶性シリカに限らず粉末の材料は、継続的に吸引すると肺に蓄積して健康障害を起こす可能性がありますので、防塵対策は行って下さい。
炎マークについては、アドサーモには発泡材としてアルミ金属粉末が含まれているからです。
アルミ金属粉末は粉じん爆発事故なども起こしている材料で、ちょっとしたスパークや炎で簡単に引火します。
これ自身燃えだすと真っ白に輝き、2000℃程度の温度になります。
しかし、アドサーモは他の材料とブレンドしているため、燃焼しません。写真は実際にライターの炎に5分以上さらした状態ですが、燃え出すことはありません。
ただし、GHSでは成分的には微量でも入っていたり、入っている可能性があれば表記することになっているため、アドサーモのラベルにも付けてあります。
いずれにしても、施工中は様々な安全に配慮して行っていただくようお願いします。