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アドサーモの密度
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アドサーモを標準配合で作った充填材の嵩密度は、0.7~0.8g/cm3です。
これは、製造時に使った水も含んでいる状態の密度です。
基本的にアドサーモ充填材は、地中に充填することが多いため水分がそのまま残っている状態です。
土の密度は土の質によって変わりますが、だいたい1.6g/cm3ですので、アドサーモ充填材は土の半分ぐらいの重量になります。
そのため、地盤沈下が危惧される場所での利用は大変有効です。
では、水分を含んでいないアドサーモ充填材の密度はどれぐらいでしょう。
110℃の乾燥機で約1日乾燥させると、水分が蒸発して含水率ゼロの状態(絶乾状態といいます)になります。
その時の密度は0.45~0.50g/cm3です。けっこう軽くなりますね。
水の約半分の重量になりますので、もちろん水に浮きます。
アドサーモ充填材は、気泡が約50%あり、その他にミクロンメートル(ミリメートルの1,000分の1)からナノメートル(ミクロンメートルのさらに1,000分の1)の非常に微細な空隙が約27%も含まれています。
固形分の容積率はわずかに23%しかありません。
にもかかわらず土の2~3倍の強度を有しています。
このような材料を多孔質材料といいます。
多孔質材料の特徴はまた雑談の中でお話ししたいと思いますが、軽量性、吸着性、保温性などなど様々な特性を持っており土木分野以外にも役立つかもしれません。