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ハンドミキサーは高速タイプ(推奨設備)
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アドサーモをご使用された方はご存じですが、どんな設備で製造できるかについて何回かに分けてお話します。
製造設備は、充填量や充填箇所の状況、そして作業スペースなどの条件で最適なものを選ぶ必要があります。
初回は小規模充填工事での撹拌機についてです。
ハンドミキサーは高速タイプ(低粘度用)を。
ハンドミキサーのメーカーはマキタ、HiKOKI(旧 日立工機)、友定建機(敬称略)が代表的でしょうか。
市販されているハンドミキサーには2種類あります。
高速タイプと低速タイプです。(または低粘度用と高粘度用ともいいます。)
高速タイプ(低粘度用)は回転数が850rpm以上であり、低速タイプ(高粘度用)は300~700rpmです。
この2種類は、モーター部の外観では違いがあまりありません。
違いは、攪拌ばねの形状で判断ができます。
高速タイプ(低粘度用)は円盤状の羽根になっており、低速タイプ(高粘度用)はスクリュー型の羽根になっているのが普通です。
アドサーモ、サーモコンは、粘度が低く、また短時間で均質に攪拌することが必要なため、高速タイプ(低粘度用)を使用するようにしてください。
低速タイプ(高粘度用(低速タイプ)では、均質に混ざらずダマが残ることがあります。
加えて、スクリュー型の羽根は、攪拌中に反力が働いて保持するために力を使います。
インパクトドライバーに羽根を取り付けるタイプのミキサーもありますが、1バッチ分(約50リットル)を混ぜるには軸が短いため安全に作業ができません。
余談ですが、セメントモルタルのようにトロ舟で混ぜられないかとのお問合せをたまにいただきますが、NG(笑)です。