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水みちのある空洞
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アドサーモ・サーモコン充填材は流動性が高いとこれまでもお話してきました。
狭い隙間にも流れ込んで充填性を高めることは良いことではあります。
しかし、多くの地下空洞や建物床下の空洞は全体を見ることができない事がほとんどです。
空洞にはどこかに水が流れだしている箇所があって、流水によって土砂を洗い流してできた空洞もあります。
空洞の下に老朽化して破損した下水管などがある場合には、充填材がその管に流入して最悪管を閉塞してしまうことがあるため、空洞下部・周囲にそういった管が埋設していないか調べることが必要です。
老朽した埋設管がなくても水による洗い流しでできる空洞もあります。
そのような空洞に水が流れた出す水みちがあり、充填材を注入しても水みちから流れ出して一向に充填ができないこともあります。
どこに流れ出しているか分からない状態で、液面レベルが上ってこない状況のときは、その日の注入を中止して、翌日あるいは数日後に注入すると液面レベルが上ってくる場合がよくあります。
これは、流れ出している水みちの壁にアドサーモ充填材が付着して、そこで膨張して固まることで水みちを閉塞してくれるからです。