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配合の誤差について
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以前に、膨らむのは発生した気泡がスラリーの中で保持されているからであって、そのためにスラリーの粘性が重要な働きをしていることをお話しました。
最適な粘性にするために配合を決めているのですが、かといってグラム単位まで配合どおりでないといけないことはありません。
多少の変動(誤差)があってもある程度の品質を維持できます。
ではどれぐらいの変動までならいいかということですが、水量ならプラスマイナス約10%、セメントもプラスマイナス10%です。
現場において水の計量が一番変動しやすいのですが、
アドサーモの標準配合 水:セメント:アドサーモ=28kg:25kg:0.89kgの調合では、
水量を25~31kgまでの範囲は泡が安定しています。
とはいっても膨張の量や強度に影響しますので、以前に述べたような気温による影響がない場合にはやはりできる限り量を守って製造していただくようお願いします。(2021年11月記事の「温度がアドサーモに及ぼす影響」)