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アドサーモ・サーモコンの品質管理方法 その1
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アドサーモ・サーモコンが現場製造において設計通りの品質を確保されているかどうかを確認する方法について何回か分けて説明していきます。
一般的に充填材で行われている品質管理試験もありますが、膨張するというアドサーモ・サーモコンならではの試験もあります。
ただし、品質管理の作業は難しいものではありませんし、簡単な道具を用意するだけで高価な測定機器を使用することもありません。
また、試験の作業も難しくありません。
いままでも、作業員の方に方法をお教えしていますが、一度お教えすればすぐにマスターしていただけています。
では、まずは概要をお話しします。
通常の品質管理試験は、
① 膨張倍率試験
② フロー試験
③ 圧縮強度試験
の3つの項目です。
①の膨張倍率試験は、アドサーモ充填材が設計どおりの膨張をしているかを調べるものです。
②のフロー試験は、アドサーモ充填材が設計どおりの流動性を持っているかをしらべる方法です。
③の圧縮強度試験は、アドサーモ充填材が硬化した時の強度を測定する試験です。
①と②の試験は、製造時に行います。
③は製造時に採取した試験体を28日後に強度測定をすることになります。
今回はここまでにします。
なお、この品質管理方法は示方書にまとめており、また試験結果を記載するシートも用意しております。必要な場合は弊社までお問合せ下さい。