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水兵リーベ僕の船
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理工系を学んだ人であれば一度は見たことのある周期律表。
学生の時に元素の順番を「水兵リーベ僕の船、七曲りシップス~」って意味わからない語呂で覚えたものです。
人類が発見できている元素は118種類だそうです。(天然に存在しているのは92種類)
そもそも、これらの元素はどうやって生まれたのでしょうか?
その疑問は宇宙の成り立ちまで遡ります。宇宙の始まりはビッグバンであるという説が有力です。
余談ですが、このビッグバンという言葉、実はビッグバン説に真っ向から反対する学者が「がはは、でっかい爆発だって?」って揶揄して言った言葉なんです。
(この台詞は筆者の創作です。正確には、イギリスの天文学者フレッド・ホイルがラジオ放送で話した「(前略)~この仮定の上に立てば、今日の膨張は、荒々しい爆発の名残だということになります。さてこの大爆発(ビッグバン)というアイディアは、私には満足いかないものに思えます。~」でした。)
このビッグバンでいろいろな元素が生まれたのでしょうか?
実は理論的にはビッグバンでは生まれないそうです。
また太陽(恒星)内部の核融合によってもヘリウムのような軽い元素しか生成しなくて、鉄などの重い元素はできないそうです。
重い元素の生成には核融合を遥かに上回る膨大なエネルギーが必要なので、長年、ビッグバン説を唱える学者の悩みの種だったのです。
この悩みはビッグバン説と対峙していた「ずーーとずー-と昔から宇宙は存在してた」という神が作りたもうた的な説(定常宇宙論)でも説明がつきませんでした。
結局、恒星の終焉に超新星爆発という途轍もない膨大なエネルギーによって重い元素も生成できることが分かりました。
星が世代を重ねることにより、私たちを構成している元素が生まれたのです。
我々生物や地球も、星の遺品だったんですね。