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白と銀(宇宙開発の変遷)その3
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早速余談ですが、ディズニー映画のトイストーリーのバズライトイヤーの名前は初の月面着陸したアポロ11号の月着陸船パイロットのバズ・オルドリンから取られています。
このバズ・オルドリン、実は本名はエドウィン・ユージン・オルドリン・ジュニアといい、通名「バズ」になる名前は入っていません。
小さい頃、姉が彼を「ブラザー」と呼ぶのが舌足らずで「バザー」と言っていてそれが短縮されて「バズ」になり、それを通名で使用していたとのこと。
ロケットや宇宙船が銀色から白色に変わってきた話をしましたが、ところがイーロン・マスクのスペースXで計画しているスターシップでは再び銀色になりそうです。(正確に言えば銀と黒です。)
銀はステンレス鋼の色です。
ステンレス鋼が採用された理由は商業目的のためコストを優先したことと、超高温・超低温での性能が優れていることだそうです。
ちなみに黒の部分は大気圏再突入の超高温に耐えるための耐熱タイルで、これはスペースシャトルの船底と同じです。
銀色から白色へ、そして再び銀色へ。
一見、歴史は繰り返されるように見えますが、時代時代の価値観の変遷とそれを可能にする技術的改善が裏付けになっています。